と言う事で一週間の集中内観が終了。
いやー、しんどいっちゃしんどかったけどそんなにぐったりする程とかじゃなかったかな。
内観への没入度が自分はあまり深くなかったとおもうけど、それでも効果っぽいのはあった。気がする。
これから先持続するかは分からないけれど、とりあえず色々とやる気は出てきた。深く入ればもっとなんかあったんだろうけど。
どんなことやったかを詳しく書くと、まず普通の8畳とかそこらの和室に通され、
部屋の隅にある高さ150cm程の衝立で作られた1m四方程の暗い空間に押し込められる。
中にあるのは座布団とひざかけ、ティッシュにコップ。持ち込むものは何もなし。
そこに入るとひたすら自分が母に何をしてもらったか、何をして返したか、どんな迷惑をかけたかという3つの質問を昔から順番に思い返す作業。
まずは生まれてから小学校入学前までの母に対する自分を思い出す。*1
1時間半ほどひたすら思い返していると衝立の外から面接者の「失礼します」の声。
衝立をあけ「今の時間は誰に対するいつの自分を調べていたか」と聞かれるので、思い返したその3つの質問を話す。
終わると「次は誰に対するいつの自分を調べるか」と聞かれるので、この場合だと「母に対する小学校低学年の頃の自分を調べます」と言って面接者は退室。
んでまた1時間半ほど今度は小学校低学年の頃の母に対する自分を思い返す作業。
これを生まれてから現在に至るまで繰り返す。
母が終わったら父、終わったら兄妹・祖父母と親しい人に対して次々とやっていく。
思い返す期間は3年前後が目安で人によっては1年毎だったり5年毎だったり。同じ人に対してを複数回やってもいいらしい。
トイレと給水以外は原則狭い場所にこもりっきり。相部屋の人はヤニを吸いにちょくちょく出ていたけれど、なるべく禁煙しましょう、とは注意書きがあった。
食事は、時間になると衝立の前に食事が運ばれてくるので食べる。食べている間は館内放送で有難い公演とかを聴かされる。
食事が終わったら食器類を外に出してまたすぐ思い返す作業。風呂も時間になると呼びに来てくれるので、30分ほど風呂に行き戻る。
21時になったら狭い場所から出て布団を敷いて即就寝。相部屋の人と顔を合わせてもおしゃべりは禁止。
5時起床。布団をたたみ顔を洗い、決められた場所を掃除し、終わったらまた狭い場所で黙々と。
これを一週間繰り返すだけ。飯風呂トイレ寝る以外はほぼ全て狭い場所で思い返すことしかできない。
面接者に答える以外喋れない、というのは全然平気だったけれど考えるしかできない・そこから動けないってのはちょっときつかった。ケツ痛いし。
まあどうにか一週間こなしたけれど、もう一度行こうとはちょっと思わない。でも人には行かせてみたくなる。それが内観。
深い内観に至った人はまた行きたくなるんだろうけれど自分はもう十分って感じだったねぇ。
ある程度まじめにやればおそらくはなんか効果でるはず。マジオススメ。
最後にその一週間にやっていた13人で集まって所長が全員にインタビューとかしていたけれど、
まじめにやった人とそうでない人の差はやっぱでてたしね。
そんな感じで今日はここまで。ストウィDSのボス攻略とか書こうと思ったけれどこんな時間だ。実家の回線がうんこすぎる。
*1:"母"の事を思い出すのではなく、母に対する"自分"を思い出す。自分の主観でなく自分の外側・客観的視点から自分を見るのが重要だとか。
