夜ノヤッターマン2話。
1話のシリアス寄りな雰囲気に比べて2話は結構ギャグ寄り。
個人的にはシリアス側を期待してたから若干拍子抜けではあるけれど、元々ヤッターマンってギャグだもんね。
一から巨大変形メカを作り出すボヤッキーなんて初代じゃ当たり前の事なんだけど、
なまじシリアスの混じった今の世界でやるととんでもなくシュール。
でもそういう描写があるから、夜ノヤッターマンが初代から続くギャグ世界だって意識させてくれる。
それでもギャグ一辺倒ではなく要所要所ではシリアスさを出していく、その塩梅が中々好ましい。
一度劣勢になったヤッターマンがゾロメカを繰り出してコミカルな挙動で逆転するお決まりのパターンも、
出てくるのがひたすら「ヤッター!ヤッター!」と掛け声をあげる大量のヤッターマンロボとなると、
ギャグっぽさは残ったままでも異常さを強く印象付ける光景に早変わりだ。
更に3人乗り自転車で敗走するドロンボー一味をしつこく追いまわして銃撃してくる姿は、
ギャグアニメのヒーローだったヤッターマンとはとても言えやしない。
というかヤッターマンがロボだったという事が判明したし、その行動のおかしさからいって、
本当にヤッターマンではない可能性が大きいだろう。
1話でのドロンジョ達に向けられた「おしおき」言葉や、3人乗り自転車をボカンと一発やる等の行動は、
ヤッターマンではなくむしろドクロベエが行うお決まりの言動だ。
更に1話冒頭のおしおきだべ〜のセリフと共に降り注ぐ隕石とドクロ型の月を見るに、
ドクロベエがヤッターマンに勝利し、ヤッターキングダムを設立或いは占領したのではなかろうか。
「ヤッターマンがいる限りこの世に悪は栄えない」
その言葉が正しいならば、この世界の惨状を見るに本当のヤッターマンはいなくなってしまったのだろう。
夜ノヤッターマン。
初めにこのタイトルを見た時は堕落したヤッターマンを指して「夜ノ」と付けたのかと思っていたけれど、
そもそも現時点でヤッターマンは居なかったのだ。
なら何故ヤッターマンというタイトルが付いているのだろうか?
現時点でいないならば後から出てくるに違いないだろう。
公式のキャラ紹介からしてガリナとアルエットが新生ヤッターマンになる事は想像に難くない。
しかし、タイトルは「夜ノ」ヤッターマン。
そして主役はあくまでドロンボー一味だ。
ヤッターマンの存在する明るい世界の初代ではドロンボー一味は悪玉であったには違いない。
しかしヤッターマンのいない真っ暗闇な夜の世界で、なお悪に立ち向かう彼らを誰が悪と呼べよう。
仮面に隠した正義の心は彼らにも宿っている。
そう、この夜の世界でのヤッターマン、「夜ノヤッターマン」とはドロンボー一味の事なのだ。
……とまあそんな感じの妄想が1話見た後から頭の中でグルグルしていた訳で。
OPの「君はシューティングスタ〜」って歌詞やそれに合わせて流星の様に夜空を進むドロンジョ様の画とか、
それっぽい材料は色々揃ってるし多分そんな意味なんじゃないかな〜とは思う。ていうかそうあって欲しい。
流星の様に駆け巡って夜を照らしていくドロンジョ様の活躍が見たい。
ただ星は夜だからこそ輝くもので、夜が明けた時にドロンボー一味は果たしてどうなるのか。
そもそも流星って途中で燃え尽きるもんじゃね?とか不安に思う部分もあり。
それとヤッターマンの子孫ぽい二人がどうからんでくるのか。
インタビューかなんかで
「新たなドロンボー誕生の物語で新たなヤッターマン誕生の物語でもある」
とか言ってたけど、素直に子孫の二人がヤッターマンとして成るのか、それとも……?
EDで子孫二人がメインだったし重要キャラなのは間違いないとは思うのだけれど、
2話でアルエットにドロシーの面影を見たり、そもそもその二人の声が一緒だったり、
幼いレパード回想シーンでぬいぐるみに混ざって初代の武器のけん玉が置いてあったりと、
ドロンジョの家系にもヤッターマンの血が混ざってるんじゃないかと思わせる描写が出てきて、
この先の展開がとても気になる所でございます。
ついでに個人的な見どころ
・水没トロッコの変顔
・視聴者に振るボヤッキー
・自転車爆発でしっかりドロンジョ様かばうトンズラー
・ボヤッキーのビンビンなアレ
・レパードちゃん可愛い
あとなんかパトレイバーやらバキやらのパロネタあったらしいけどよく知らない。
パトは漫画しか知らないしバキも最近のは読んでないしね。
話変わってクリミナルガールズだけど、イベントがちょっと残念な感じでテンションダウン。
普段の探索時に稀にイベント敵が混じる的なイベントだけど、確率がアレな感じでほとんど空気。
貰えるキャラ特別強い訳でもないしもうちょっとゆるくしてもよさそうな物なのに。
自分とかそこそこガッツリプレイできる人はともかくライトプレイヤーは振り落とされそう。